テラ(ジャスダック上場)などが証券取引等監視委員会の強制捜査を受けた事件についての詳しい記事。
「新型コロナウイルス治療薬を開発、メキシコで治験を行なうと発表し、株価を20倍に高騰させた医薬品ベンチャーのテラ(ジャスダック上場)と、支援会社のセネジェニックスジャパン(セネ社)に、証券取引等監視委員会のメスが入った。
証券監視委は、3月3日、会社と役員宅など10数カ所をいっせいに家宅捜索。経営陣など関係者の事情聴取を行なっており、警視庁捜査2課も同時に着手、「コロナ禍を利用した経済事件」として、今後、大きく展開することになりそうだ。」
疑惑が3つの点にまとめられています。
そのうち、メキシコで実施しているという新型コロナ治療薬の開発については...
「第三に、メキシコでの事業実態がIR通りであったのかどうか。テラの治療法はプロメテウス療法と呼ばれ、セネ社が、7月21日、メキシコでの薬事申請のために100%出資で設立したプロメテウス・バイオテック社が担っており、そのうちの51%をテラが購入したことになっているが、メキシコ現地関係者によれば「プロメテウスはメキシコ投資家が出資した現地法人で、日本の資本は入っていない」とのこと。であれば、「テラとセネ社が推進するメキシコ治験」という事業そのものが“架空”となる。であれば、これにも風説の流布、偽計取引などの疑いが生じる。」
そのほか、インサイダー取引疑惑や26億円の増資話が「見せガネ」だったのではないかという疑惑があるそうです。
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