風俗店を許可なく内偵調査、虚偽の報告書作成 名古屋国税局の幹部を訓告処分(記事の一部のみ)
名古屋国税局の50代の男性幹部職員が、許可なく風俗店を内偵調査し、虚偽の報告書を作成していたという記事。
「名古屋国税局管内の50代男性幹部職員が2022年7月~23年6月の間、デリバリーヘルスなどの風俗店に対し、正当な手続きを踏まずに内偵調査を複数回実施し、虚偽の報告書を作成していたことが関係者などへの取材で分かった。国税庁は今年、男性幹部を訓告処分とした。」
内偵調査というのは、身分を隠して実態を調べる調査のことをいうようです。「質問検査権のある調査官が上司の許可を得て行い、報告書を作成した上で費用を捜査費として処理する」ということで、費用も税金から出ています。
「報告書は、調査した人物として実際には同行していない部下の職員の名前が記載され、虚偽の内容となっていたという。」
ルール違反を犯してまで、こういう先を調査したいというのが、よくわかりません。しかも、報告書では、部下が調査したことにしていたとのことです。単なる事務ミスで、やましいところがなければ、自分の名前を書くはずでしょう。
名古屋国税局、許可なく風俗店などに内偵調査…内部通報で発覚(読売)
内部通報で発覚したそうです。
「国税庁への内部通報で発覚したという。
また、内部通報の過程で、通報者の名前や通報内容が名古屋国税局内で共有されていたことも判明した。同庁は、情報を漏らしたとして同局の別の男性幹部職員を口頭注意とした。」
税務署の副署長が許可なく風俗店を内偵調査、うその報告も 国税庁が訓告処分(メーテレ)
当時、税務署の副署長だったそうです。
国税局のコメント。
「名古屋国税局の早川徹・国税広報広聴室長は「国税職員による非行行為は誠に遺憾で、当事者は厳正に処分した」とコメントしています。」