会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

元裁判官と東証元社員 金融商品取引法違反の罪で在宅起訴(NHKより)

元裁判官と東証元社員 金融商品取引法違反の罪で在宅起訴

金融庁職員(元裁判官)のインサイダー取引事件で、その職員が在宅起訴されたという記事。別のインサイダー事件の東証社員も在宅起訴となっています。(→当サイトの関連記事

起訴されたということで、実名報道されています。

金融庁(元)職員は...

「東京地検特捜部によりますと、元裁判官は、職務を通じて知ったTOBの未公開の情報をもとに、ことし4月から9月にかけて自分名義で10の銘柄を合わせて952万円分買い付けたとして金融商品取引法違反のインサイダー取引の罪に問われています。

関係者によりますと、出向した直後から不正な株取り引きを行い、数百万円の利益を得ていたとみられ、証券取引等監視委員会の任意の調べに対し「簡単に利益が得られると思った」という趣旨の説明をしていたということです。」

東証(元)社員の事件では、父親も起訴されています。

「特捜部はこの事件と別に東京証券取引所の「上場部」に所属していた元社員××××被告が(26)、TOBに関する未公開の情報を父親の××××被告に(58)不正に伝えたとして、金融商品取引法違反の情報伝達の罪で在宅起訴しました。

父親は、この情報をもとに3銘柄の株、合わせて1707万円分を買い付けたとして、インサイダー取引の罪で在宅起訴され、数百万円の利益を得ていたとみられるということです。

関係者によりますと、元社員は父親の求めに応じて業務で知った情報を伝えたとみられ監視委員会の任意の調べに対し「最初は断ったが断り切れなかった」という趣旨の説明をしていたということです。」

両事件とも、12月23日に金融庁の証券取引等監視委員会から告発されていました。

金融庁職員による内部者取引事件の告発について(金融庁)

10件の公開買付けの情報を使って、不正取引をしていたそうです。

以下の会社です(左がTOBする側、右がされる側)。

信越化学工業、三益半導体工業

マルシアンホールディングス合同会社、日本ハウズイング

RS Technologies、ヘリオステクノホールディング

燦ホールディングス、きずなホールディングス

ASN、APAMAN

オカモト、理研コランダム

ディービー ピラミッド ホールディングス エルエルシー、JTOWER

千葉銀行、エッジテクノロジー

トーハン、日本出版貿易

ファースト住建、KHC

東京証券取引所社員が関与した内部者取引事件の告発について(金融庁)

こちらは3件です。

KDDI、ローソン

ヒューリック、リソー教育

NTTデータ、ジャステック

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