府営住宅の一室にペーパー会社、「マネロン」に悪用か 中国籍と日本人の会社役員を容疑で再逮捕
(府営住宅で起業しまともな事業をやっている会社には迷惑な話ですが)法人口座を売却する目的で活動実態のない会社を設立し、不正に口座を開設した容疑で、中国籍の会社役員の男ら3人が再逮捕されたという記事。
「3人の逮捕容疑は共謀し、4月26日、兵庫県内の金融機関で他人に利用させる目的を隠して合同会社名義の口座を開設し、通帳とキャッシュカードをだまし取った疑い。府警は認否を明らかにしていない。
府警などによると、合同会社はペーパー会社で、京都市伏見区の府営住宅の一室に設立されていた。同社名義で開設された口座には一度に数千万円が入出金された形跡があり、うち計1100万円は投資詐欺の被害金だった。府警は、SNSでつながり犯罪を行う「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」が詐欺被害金の振込先にこの口座を使っていたとみて調べる。」
不正に取得した口座は、犯罪グループ間で売買されて、マネーロンダリングに使われたとみられているそうです。
司法書士法違反容疑でも逮捕されていましたが、そちらはなぜか不起訴処分だったそうです。
金融庁、官民一体でマネロン阻止 預金口座の不正利用受け(共同)
「金融庁は6日、銀行の預金口座がマネーロンダリング(資金洗浄)に不正利用される事案が多発している問題を受け、官民一体で金融犯罪対策の強化に乗り出すと発表した。警察庁や業界団体と連携し、個人口座の利用目的を確認する取り組みへの協力を呼びかける。金融機関側に体制整備の状況を確認し、口座の悪用阻止につなげる。」
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