当社に対する訴訟の判決及び今後の方針に関するお知らせ(PDFファイル)
リスクモンスター(東証スタンダード)のプレスリリース(2024年9月4日)。
2年以上前に、東京商工リサーチから訴訟を起こされていたことを、昨日(9月3日)開示しましたが(→当サイトの関連記事)、このプレスリリースでは、2024年9月2日(判決正本送達日:2024年9月4日)に第一審の判決があったとのことで、その内容と今後の方針を述べています。
これを読むと、12億円超の損害賠償金は、今年の6月17日までの分であり、新たに訴訟を起こされると、それ以降の分も支払うことになるのかもしれません。売上高約22億円(2024年3月期)の会社にとって、12億円だけでも大きな影響がありますが、今後も年間5億円超支払わなければならないとするとたいへんそうです。純資産が40億円超あるので、まだ大丈夫だとは思いますが...
今後の対応については、「判決の内容を十分に検証した上で、控訴する方向で検討してまいります」とのことです。
さしあたり、2025年3月期第2四半期決算短信や半期報告書でどのような開示がなされるのか、注目されます。直近の有報で「当社グループはこれまで、著作権法を含めた知的財産権に関して他社の知的財産権を侵害したとして、損害賠償 や使用差止の請求を受けたことはありません」(2024年3月期有報16ページ)と述べていたこととの整合性をどうするのかも気になります。