東証1部上場の小松ウオール工業で、不適切会計処理が見つかり、特別調査委員会を設置したという記事。
「不適切」の内容はともかく、影響額の「小ささ」が異例です。
「現時点までに2018年3月期の営業利益と経常利益について950万円が過大に計上されていることが判明したという。同社は「業績に与える影響は軽微」としている。
同社大阪支店の支店長が部門業績を確認している際に不審な箇所を発見。単年度で計上すべき原価を複数の年度にまたがって計上している可能性がある。」
950百万円なら大がかりに調べる必要がありそうですが、950万円であれば、社内で調べて、監査人が追加日程を入れてよく確認する程度でもよさそうに思われます。
もちろん、小さな不正でも徹底的に調べるという姿勢は立派ですし、氷山の一角という可能性もあるでしょうから、外部専門家を入れて調べるというのは、悪くはないのですが...。
当社における不適切な会計処理に係る特別調査委員会の設置に関するお知らせ(小松ウオール工業)(PDFファイル)
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森・濱田松本法律事務所やKPMGに依頼するそうです。