日本取引所グループのCEOが記者会見で東芝の監査にふれたという記事。
「日本取引所グループの清田瞭最高経営者(CEO)は28日の記者会見で、東芝の今年3月期決算について、監査法人が「不適正意見」を出す可能性が浮上していると朝日新聞が報道している件にふれ、「まったく同じではないが、メディアの報道も外れた物ではないとの感触を得ており、心配している」と、懸念を表明した。」
朝日は自分の報道が正しいというお墨付きがほしかったのでしょう。「外れた物ではないとの感触」ということは、不表明や不適正という話が、関係者から取引所にもれ伝わっているということになります。
日本取引所CEO、東芝の有報提出「心配している」(日経)
日経記事では、報道しか情報源がないような言い方をしていることになっています。
「日本取引所グループ(8697)の清田瞭最高経営責任者(CEO)は28日の記者会見で、8月10日を期限とする東芝(6502)の2017年3月期の有価証券報告書提出について「(監査法人と東芝の)お互いの協力によって解決して欲しいとの思いがあったが、(監査法人の適正意見が)出ないかもしれないとの報道を見るにつけ心配している」と述べた。」
【東芝危機】東芝の有価証券報告書、適正意見出るか「心配」 JPXの清田CEO(産経)
「日本取引所グループ(JPX)の清田瞭(あきら)最高経営責任者(CEO)は28日の記者会見で、東芝が8月10日に提出期限を延期した平成29年3月期の有価証券報告書(有報)をめぐり監査法人から「適正意見」を得られない恐れが指摘されていることについて、「心配している」と述べた。」
こういう場合、取引所というのは、「心配」することしかできないものなのでしょうか。
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