(なぜか読売が熱心に報じているようですが)会計士が経営していた「サンフェニックス」という社会福祉法人の巨額資金流出問題の続報。
社会福祉法人→会計士の会社→会計士の香港法人→別の香港法人(社会福祉法人創立者である医師が代表)→さまざまな投資、というカネの流れがあったようです。
「複数の関係者や民事再生手続きの開始申立書によると、医師と会計士は16年3月、計42億円でサンフェニックスの経営権を移転するとの契約を締結し、事実上の売買に合意。42億円のうち、20億円は会計士側が医師側に出資する方法で提供されることになった。
会計士は16年4月1日に理事長に就任すると、同月6日、自身を代表とする法人を香港に設立。同月下旬には、サンフェニックスから会計士が代表を務める医療コンサルティング会社に二十数億円が送金された。同社からは同じ時期に20億円が会計士の保有する別の香港法人に送られていた。
翌5月上旬、この香港法人から、会計士が4月6日に設立した香港法人に20億円が移動。5月に代表に就いた医師は、資金を沖縄県の不動産やスリランカの紅茶関連会社などへの投資に充てたという。香港法人の代表には現在も医師が就いている。」
42億円で会計士が買収したといっても、そのうち20億円は、会計士のカネではなく、社会福祉法人自体が出したというふうに見えます。最終的な投資先も、医療や福祉とは関係なさそうな先のようです。
多額の資金流出 福山市の社会福祉法人に県が特別監査(日本テレビ)
(日本テレビのサイトより)
会計士は詐欺師だったのでしょうか。
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