ASBJが工事契約の会計基準案を公表した関係で、工事進行基準に関する資料がないか暇をみて探しているところですが、建設業経理研究会から「工事進行基準の研究」という報告書が2002年に出ているようです(未入手)。
ASBJの基準案では会計基準という性格上、実務的なところはほとんど書き込まれていないように思えます。しかし、進行基準をまじめにやろうとすると、予算管理との関係や、会計システムをどのように組み立てるかなど、実務的には難しい問題がありそうです。この報告書の前書きでも「工事進行基準の実務的慣習は未だ醸成されておらず、実務の対応に苦慮している建設会社も少なくない」と書かれています。5年たって状況は改善されているのでしょうか。
ASBJの新基準や海外の実務も取り上げるような進行基準に関する本格的な実務書の登場が期待されます。
(補足)
当サイトへのコメントで教えていただいたのですが、この報告書は建設業振興基金のサイトから無料で入手可能です。
出版物のご案内
またこの報告書の作成にかかわった学者と会計士が、工事進行基準の解説書を出しています(内容未確認)。
実践 工事進行基準の戦略的活用手法―建設業の経営改善をどうすすめるか! 東海 幹夫 若松 昭司 <iframe scrolling="no" frameborder="0" width="200" height="40" hspace="0" vspace="0" marginheight="0" marginwidth="0" src="http://webservices.amazon.co.jp/onca/xml?Service=AWSECommerceService&SubscriptionId=0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2&AssociateTag=goodpic-22&Operation=ItemLookup&IdType=ASIN&ContentType=text/html&Version=2004-10-04&Page=1&ResponseGroup=Offers&ItemId=4433279048&Style=http://www.g-tools.net/xsl/priceFFFFFF.xsl"></iframe> Amazonで詳しく見る by G-Tools |