三井住友フィナンシャルグループの連結子会社である第二地銀のみなと銀行が、経営が悪化していた大口融資先の医療法人に対し、他の社会福祉法人を迂回する方法で融資し、3億3千万円を同行に還流させていたという記事。
バブルが崩壊した直後は、系列ノンバンクやダミー会社を経由して破綻先や破綻懸念先への迂回融資を行い、不良債権を隠すということが、日常茶飯事のように行われていたといわれています。それが復活しつつあるのでしょうか(まだごく小さい規模のようですが)。
記事によると、06年3月期の決算日直後に迂回融資が行われ、大口融資先への融資が消えたようになっています。こうした融資を決算期ごとに行えば、不良債権を相当長期間消すことができます(監査人には決算日後に債権が回収されたといっておけば引当金を積まなくてよくなる)。
みなと銀行のプレスリリース:本日の一部報道について
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