金融庁の証券取引等監視委員会は、「開示検査事例集(令和5事務年度)」を、2024年9月11日に公表しました。
「証券取引等監視委員会による開示検査の最近の取組みや開示検査によって判明した開示規制違反の内容、その背景・原因及び是正策等の概要を取りまとめたもの」です(毎年公表)。
「今般公表しました「令和5事務年度 開示検査事例集」では、令和4事務年度版に、令和5年7月から本年6月までの間に開示検査を終了し、開示規制違反について課徴金納付命令勧告を行った事例等を追加しました。追加した内容では、大量保有報告制度違反や特定関与行為に対する課徴金納付命令勧告を行った事例等、特徴的な開示規制違反事例についても積極的に紹介しています。」
課徴金勧告事例・検査事例(自発的訂正含む)は全部で49件(うち新規のものが7件)掲載されています。そのほか、審判事例が7件です。
新規分は...
事例2の「特定関与行為」は、株式評価業務に関連するものです。