日本企業向け「対日M&A活用に関する事例集」を初めて取りまとめました
経済産業省は、「対日M&A活用に関する事例集~海外資本を活用して、企業変革・経営改善・飛躍的成長につなげた日本企業のケーススタディ~」という資料を、2023年4月19日に公表しました。
「海外資本を有効に活用した対日M&A20事例に加え、対日M&Aを実施した企業が直面していた課題、対日M&Aの留意点、メリットなどを掲載」しているそうです。70ページほどのものです。
20事例のうち事業会社による買収は7件で、あとはファンドによる買収です。
(日本はオープンな国なので、海外企業が日本企業を買収することもあるでしょうが、日本の役所が、日本(企業)を海外に売り渡す手伝いをやる必要はないのでは。それに、海外企業が買収に使うカネは企業にいくわけではなく、企業の株主(海外株主も多い)にいくわけで、日本国内における投資に結びつく保証はなにもありません。)
「対日M&A」直近10年間で1・5倍に増加 経産省が事例集を公表(産経)
「事例集では、業績改善などにつなげた企業規模や業種も幅広い20社を実名で紹介している。海外企業などによるM&A活用で期待されるメリットや、失敗させないための留意点も詳しく記されている。」