会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

セラーテム、監査法人が四半期報告書に対して「結論不表明」(MarketNewslineより)

セラーテム、監査法人が四半期報告書に対して「結論不表明」

セラーテムテクノロジーの監査人が、同社2012年6月期第3四半期報告書に対して「結論を表明しない」旨の四半期レビュー報告書を提出したという記事。

「監査法人では四半期レビュー報告書で「結論不表明」とした理由について次のように述べている、

「(結論の不表明の根拠)会社は、中国企業の子会社化に関連して、平成24 年3月6日付で代表取締役社長ほか2名が金融商品取引法違反(偽計)の容疑で東京地検特捜部に逮捕され、さらに、同月26 日付で代表取締役社長および元取締役については証券取引等監視委員会から刑事告発され、同日付で東京地方検察庁より起訴されており、現在も拘留中である。会社は、代表取締役社長が実質的に業務執行できない状況が継続しており、会社の今後の事業活動に重要な影響を与えるものであるが、会社には時間的な制約もあり事実関係の社内調査は現時点で未了である。さらに、四半期連結財務諸表の作成責任を明確にするための経営者確認書の内容について、当監査法人は経営者に直接確認することができなかった。その結果、当監査法人は四半期連結財務諸表に対する結論の表明の基礎となる証拠を入手することができなかった」」

訂正報告書を出してから塀の中に入ってもらえばよかったのかもしれません。オリンパスと大きく違う点です。

平成24 年6月期第3四半期連結財務諸表に対する四半期レビュー報告書の結論不表明に関するお知らせ(PDFファイル)

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