会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

“倒産予備軍”300社、極秘資料の波紋 「延命策」3月に期限切れで…(夕刊フジより)

“倒産予備軍”300社、極秘資料の波紋 「延命策」3月に期限切れで…

恒例となっている夕刊紙のあぶない会社特集。信用調査会社が会員制の報告会で明らかにした会社を紹介しています。

「極秘資料に載った上場企業は東証1部を含めて24社。大企業や有名企業、老舗企業も多い。影響を考慮して、具体的な会社名は伏せるが、通信機器製造会社は「不採算事業の切り離しやリストラで縮小傾向。収益改善の出口がみえない」、音響機器製造会社は「通期業績予想を全面的に下方修正したが、さらに下振れの可能性もあり再建難航」と明かされた。

 ある建設会社は「不採算工事の集中で過去最大級の赤字」と指摘され、老舗ゼネコンは「信用不安で発注を敬遠される懸念など問題山積」という。

 業種の内訳をみると、建設・土木・工事関連が80社と圧倒的に多く、次いで食品・飲料関連が16社。不動産関連が10社、パチンコ関連が6社、飲食店経営が4社と続く。

 今回の特徴として、経営再建中の某企業に受注を依存する部品製造、加工業者も資料に多数見受けられた。」

復興特需で潤っているのかと思っていましたがゼネコンも厳しいようです。

「前出の伊藤氏は「復興恩恵を受けずに悪い影響のみ被っている関西ゼネコンの苦戦も目立つ。政権交代で公共投資への期待は高まるも、大手ゼネコンの下請けは非常に厳しい。どこまで耐えられるのか要注意」との見方だ。」

B00ATECI2U週刊 ダイヤモンド 2013年 1/26号 [雑誌]
ダイヤモンド社 2013-01-21

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