オリンピック延期による追加費用が2千億円だという記事。
「東京五輪・パラリンピックが新型コロナウイルス感染拡大によって来夏に延期されたことに伴う追加経費について、大会組織委員会が約2000億円とする試算をまとめたことが28日、複数の大会関係者への取材でわかった。」
しかし、肝心なものが含まれていないようです。
「コロナ対策は政府を中心に検討が進められており、追加経費にコロナ対策費は含まれていない。」
東京五輪、追加経費は2000億円 組織委が試算(日経)
本当にそれでおさまるのかどうか...。
そもそも、新型コロナ発生以前の時点で、公表されている数字よりも、実際の数字ははるかに大きいという報道もあります。
国のオリンピック関連支出1兆円超す 公表予算額の4倍(2019年12月)(朝日)
「会計検査院は4日、2020年東京五輪・パラリンピックの関連事業に対する国の支出が約1兆600億円に達しているとの集計結果を公表した。政府と大会組織委員会が国の予算額などとして公表している約2880億円以外に、約7720億円がすでに使われている計算になる。」
「大会の運営主体となる組織委員会は、大会経費のうち国の負担分は約1500億円と公表。組織委を支援するため国が設置している内閣官房の大会推進本部は、それ以外に約1380億円を国の「関係予算」として公表している。これらを合計した約2880億円は支出の見込みも含まれるが、検査院がすでに支出したと認定した額はその4倍程度となっている。」
「来年の五輪・パラリンピックにかかる費用としては、こうした国の支出のほかに、東京都が約1兆4100億円、組織委が約6千億円を支出する予定になっている。今回の検査院の検査結果を加えると3兆円を超えることになる。」
立候補した時は8000億円でできるといっていました。
(東京2020組織委員会資料)
(右側は2016年時点の見積りです。)
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