6月13日閉幕した主要7カ国首脳会議で採択された共同宣言の骨子です。
会計に関係しそうな箇所をひろうと...
「【経済回復及び雇用】
必要な期間、経済への支援を継続。回復が確かなものとなれば、財政の長期的な持続可能性を確保する必要。
経済成長及び回復の中心にあるのは、グリーン及びデジタル分野での変革。
重要鉱物及び半導体のような分野で、サプライチェーンの強靱性に係るリスクに対処するためのメカニズムを検討し、ベスト・プラクティスを共有。
国際課税について、G7の歴史的なコミットメントを承認。7月の主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議での合意を期待。」
「【気候変動・環境】
▼総論
遅くとも2050年までのネット・ゼロ目標及び各国がそれに沿って引き上げた2030年目標にコミット。国内電力システムを2030年代に最大限脱炭素化。
(以下省略)」
東京オリンピックについては、最後にちょこっとふれたようです。
「新型コロナウイルスに打ち勝つ世界の団結の象徴として、安全・安心な形で2020年東京五輪・パラリンピック競技大会を開催することを改めて支持。」
「安全・安心な形」でなければ、開催を支持しないということでしょう。
開催するのはIOCなので、G7首脳は関係ないともいえますが...。
共同声明原文。
Carbis Bay G7 Summit Communique
オリンピックについて触れている部分。声明の最後のパラグラフのなかの最後の3行です。
70. In Cornwall we have revitalised our G7 partnership. Our Shared Agenda for Global Action is a statement of our shared vision and ambition as we continue to collaborate this year and under future Presidencies. As we do so we look forward to joining with others to ensure we build back better, in particular at the G20 Summit, COP26, and CBD15 and the UN General Assembly, and reiterate our support for the holding of the Olympic and Paralympic Games Tokyo 2020 in a safe and secure manner as a symbol of global unity in overcoming COVID-19.
「安全・安心な形で」は「in a safe and secure manner」というようです。
全2ページの共同声明要約では、まったくふれていません。
G7、人権・香港・台湾などで中国に懸念表明 コロナ調査も求める(ロイター)
「声明はG7の価値を促進するとし、「人権や基本的自由の尊重を中国に求める」と指摘。中国に対し、新彊ウイグル自治区における人権と基本的な自由の尊重を求めた。
香港については、英中共同声明に盛り込まれた権利、自由、高度の自治を尊重するよう求めた。
東・南シナ海情勢は引き続き深刻な懸念とし、中国による現状変更と緊張を高める一方的な措置には強く反対するとした。」
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