日本公認会計士協会は、会計制度委員会報告第13号「退職給付会計に関する実務指針(中間報告)」及び「退職給付会計に関するQ&A」の改正を、2009年2月17日付で公表しました。
7月に公表された企業会計基準第19号「『退職給付に係る会計基準』の一部改正(その3)」に対応して、協会の実務指針とQ&Aを見直したものです。
会計基準の改正では「期末における」利回りを割引率の基礎とすべきことが明示されたため、文言の見直しが行われています。
また、Q&Aでは、貸借対照表日前のデータに基づいて退職給付債務を計算し合理的補正を行う方法をとる場合についてふれており、「期末日における割引率を予測して複数の計算結果を準備し、これらを基に、期末日における実際の割引率による退職給付債務を求める方法も、それが合理的な補正方法であるならば適用することが可能であると考えられます」とされています。
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