SEC Announces Next Steps Relating to International Financial Reporting Standards
2007-05-01
国際会計基準（ＩＦＲＳ）による財務報告の受け入れに関する今後の行動計画についての、米ＳＥＣのプレスリリース。
現行ルールでは、米国会計基準以外の会計基準を採用している米国外の民間発行者は、米国会計基準への調整表をつけなければならないとされています。国際会計基準に基づく財務諸表については、２００９年から調整表なしで認めることを提案するようです。
The Commission's rules currently require that foreign private issuers who report in IFRS, or any other non-U.S. GAAP, provide a reconciliation of those financial statements to U.S. GAAP. The Commission's planned proposal this summer would address eliminating that reconciliation requirement with respect to financial statements filed in IFRS beginning in 2009.
国外の会社に調整表なしのＩＦＲＳ財務諸表を認めるだけでなく、米国内の会社に対してもＩＦＲＳを認めることも検討していくようです。
"Whether foreign private issuers, and ultimately U.S. companies, should be permitted to use financial statements prepared using IFRS without the current reconciliation to U.S. GAAP are important policy questions for the Commission and U.S. investors," said Conrad W. Hewitt, the Commission's Chief Accountant. "Mindful of the Roadmap, we are working expeditiously to develop our recommendations for the Commission to consider."
わが国では、ＳＥＣ登録会社（ソニー、日立など）は米国基準による連結決算が認められていますが、ＩＦＲＳについても、そのうち認めるようになるでしょう（米国ではなく、ヨーロッパで上場したい会社などには有利）。ただその場合は、監査基準はどうするのかなど、いろいろ問題はありそうです。
Meeting Between SEC Chairman Cox and CESR Chairman Wymeersch and Vice Chair Tavares to Discuss Joint Work
Speech by SEC Commissioner:
Remarks Before the IOSCO Annual Conference(ＰＤＦファイル)
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