経済産業省は、「SDGs経営/ESG投資研究会報告書」を、2019年6月28日に公表しました。
「本報告書においては、研究会での議論をもとに、第一章では、SDGsが企業や投資家等のステークホルダーにとってどのような意味を持つのかについて整理し、第二章では、「SDGs経営」を実践するために企業や投資家等が意識すべきポイントをまとめています(この第一章・第二章は、「SDGs経営ガイド」を補足するものです。)。
第三章では、「政策提言」として、研究会の議論を通じて見えてきた6つの課題(①国際的なメッセージの発信/②長期視点の企業経営の推進/③投資家による長期投資の促進/④SDGsを通じた新市場の開拓/⑤国際的なルールメイキング/⑥科学的・論理的な評価の浸透)を示し、これらを克服するための方策を提言しています。」(プレスリリースより)
第2章の「ポイント」を見出しから拾うと...
1. 社会課題解決と経済合理性
・経済合理性を見出し、新たな市場を取りに行く
2. 重要課題(マテリアリティ)の特定
・重要課題を特定し、資源を投入する
3. イノベーションの創発
・社会課題を解決するイノベーションを「協創」する
・経営者自身が新規事業をリードする
4. 「科学的・論理的」な検証・評価
・「科学的・論理的」な検証・評価を徹底する/させる
・国際標準を、積極的に活用する
5. 長期視点を担保する経営システム
・SDGs 経営を「仕組み」で持続させる
6. 「価値創造ストーリー」としての発信
・「価値創造ストーリー」を描き、発信する
・「選ばれたい人」に刺さるメッセージを発信する
・的確に伝え、対話し、更なる価値創造へ
(経産省らしいきらきらワードが多いような...)
全部で50ページ弱の報告書です。
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