みずほ銀行元幹部行員らが詐欺容疑で逮捕されたという記事。
「捜査2課によると、3人の逮捕容疑は2011年5月~12年6月、同行本店の応接室などで、東京都世田谷区の男性医師(45)に、「特別な顧客にだけ紹介している商品がある」「銀行が元本を100%保証し、月利3%を配当する。絶対安全」などとうそをつき、現金1億1500万円を詐取したというもの。」
「2課は、××容疑者が顧客ら数十人から数十億円を集め、配当として顧客に渡したり遊興費に使ったりしていたとみている。」
月利3%を信じる人は普通いないと思いますが、舞台がみずほ銀行本店だったというのが効いたのでしょうか。
みずほ銀行元幹部行員 詐欺の疑いで逮捕(NHK)
「・・・容疑者らは平成24年6月までの1年ほどの間に銀行と取引があった都内の医師の男性に、「特別な顧客にだけ紹介している金融商品がある」などとうその投資話をもちかけて、1億1500万円をだまし取ったとして詐欺の疑いがもたれています。
警視庁などによりますと、××容疑者は男性を、当時のみずほ銀行本店の応接室に招き、銀行の名刺を示して信用させていたということです。そのうえでメールなどで「銀行が元本を保証し、月3%の配当を行う。いつでも解約できる」と説明していましたが、男性が解約を申し出ると、「システム障害が発生した」と言って、返金に応じなかったということです。」
この銀行の場合「システム障害」といわれるともっともらしく聞こえます。
「月利3%の配当」と嘘、元みずほ銀本店審査役ら逮捕 1億1500万円詐欺容疑、被害数十億円か(産経)
「だまし取った金は配当の自転車操業に充てたり、クラブなどでの遊興費や別の投資に充てていたという。」
金額はだいぶ違いますが、マドフ事件などと同じポンジスキームという種類の詐欺なのでしょう。
「特別な顧客にだけに」 みずほの看板悪用、本店応接室で勧誘、「審査役」の名刺見せ… WBC元王者も被害(livedoor)
「「みずほ」のあらゆる看板を利用した手法に、世界ボクシング評議会(WBC)元バンタム級王者の薬師寺保栄氏(46)やプロゴルファーら数十人がだまされた。薬師寺氏らは東京地裁に損害賠償を求めて提訴もしている。
捜査2課が確認したところ、及川容疑者が現金を運用した形跡は皆無だったという。男性医師はこう憤る。「『みずほ』だというから信じたのに…」」
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