カプコンが、サイバー犯罪グループによる攻撃を受けて、取引を迫られているという記事。犯人側が犯行声明を出したのだそうです。
「カプコンは4日、不正アクセスによるシステム障害が原因で、2日未明以降に社内ネットワークを一時停止させたと公表していた。関係者によると、社内サーバーやパソコンの一部が「ランサムウェア(身代金ウイルス)」に感染してデータが暗号化され、その影響で業務が一時的に停止に追い込まれたという。同社の広報担当者は取材に「詳細は調査中のため言えない。影響を最小限にすべく対応している」とコメントしている。
カプコンを脅迫したグループは「RAGNAR(ラグナ) LOCKER(ロッカー)」を名乗る。」
「グループのサイトには9日午前、カプコンに対する犯行声明が掲載された。
声明では、サーバーを暗号化する前に約1テラバイトの機密データをダウンロードしたとし、顧客や従業員の個人情報や業務関連の情報、秘密保持契約書などが含まれていると主張。取引条件として11日午前8時までに連絡するよう、同社に要求している。」
同社は、第2四半期(4~9月)の決算発表を10月29日に実施済みです。もしまだだったら、後発事象として開示するかどうかという問題が出てきたでしょう。
(11月16日補足)
会社から正式発表があったようです。
カプコン、不正アクセスで個人情報最大35万件流出(日経)
「カプコンは16日、サイバー犯罪集団による不正アクセスを受け日本と米国の従業員や顧客の個人情報が最大35万件流出した可能性があると発表した。同社は4日、サイバー攻撃でメールシステムの不具合など社内ネットワークが一時停止し、犯罪集団が不正に入手したデータを消す代わりに「身代金」を支払うよう要求されていた。」
ケーブルを引き抜いて回った カプコン脅迫、未明に何が(朝日)
不正アクセスによる情報流出に関するお知らせとお詫び(カプコン)
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