海運大手3社の2013年3月期決算に関する記事。3社のうち商船三井だけが赤字だったようです。
「・・・、商船三井は荷主との長期契約がない「フリー船」を多く抱える。供給過剰による運賃低迷の影響で、2期連続の営業赤字に。経営体質改善を図ろうと、これらの船主との契約をシンガポールの子会社に移行。これに伴う特別損失1015億円を計上したため、純損益も大幅な赤字となった。」
連結決算なのですから、不利な契約を子会社に移したからといって、損失が計上されるというのはおかしな話(本来は移す前から引当金を計上すべき)ですが、引当金の基準があいまいなので、そういう処理も認められるのでしょう。また、単体ベースでは損失が実現するので、税金面で有利なのかもしれません。
商船三井に関してはこちらの記事が詳しいようです。
【企業特集】商船三井 巨額損失で海運バブルのツケ一掃も“ミニ郵船”化で見えない戦略(ダイヤモンドオンライン)
当サイトの関連記事
最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事