会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

AGCがロシア事業譲渡・撤退へ 22年12月期は減損処理で赤字に(Yahooより)

AGCがロシア事業譲渡・撤退へ 22年12月期は減損処理で赤字に

AGC(東証プライム)が、ロシアでの事業について、譲渡の検討を始めたという記事。

「AGCはロシア国内で主に建築用と自動車用のガラスの製造・販売を手がけてきた。2022年12月期の売上高は400億円、営業利益は78億円で、約2千人の従業員がいるという。譲渡が実現した場合、ロシアでの事業からは完全に撤退する方針だ。」

同社の2022年12月期決算は、巨額の減損を計上していますが、ロシア事業関連も含まれているそうです。

「同日発表した22年12月期決算(国際会計基準)は売上高が2兆358億円と過去最高だったが、営業利益は前期比222億円減の1839億円。ロシア事業の136億円を含め、需要が急減したディスプレーやプリント基板材料などを合わせた減損損失計1284億円を計上した結果、純損益は31億円の赤字となった。」

AGC一転最終赤字 22年12月期、ロシア撤退など減損(日経)(記事冒頭のみ)

「ロシアの製造拠点の撤退を念頭に置いた損失なども織り込んだ。減損計上額は計1284億円に上る。」

純利益が31億円の赤字と、ぎりぎりで赤字にしているというのは、変な調整はしなかったということでしょうか。

減損損失の計上ならびに2022 年 12 月期通期連結累計期間の業績予想値と実績値の差異に関するお知らせ(PDFファイル)

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