伊藤邦雄・一橋大学教授の脱・二枚舌経営論
一橋大学の伊藤邦雄教授へのインタビュー記事、伊藤教授によれば、日本企業は二枚舌経営なのだそうです。
「「金融・資本市場など『外』にはROE重視で中長期的な経営姿勢をアピールしておきながら、『内』にあたる社内の研究開発や生産、営業の現場には売上高や市場シェアなど短期的な経営目標を押し付けてきた企業が多い」という。」
伊藤教授の処方箋は・・・
「伊藤教授は「投下したヒト、モノ、カネと収益力を事業・製品ごとに一つひとつ対応させることだ」と指摘する。この考え方はROIC(投下資本利益率)と呼ばれ、ROEよりもさらに経営の根源的な指標だ。」
「伊藤教授は「4つのM」を掲げる。(1)Major(モノサシ)=資本コストを常に意識すること、(2)Management=投資などの意思決定は資本コストを上回る案件に絞れ、(3)Motivation=従業員には賃金で報いよ、(4)Mind Set=資本家層との意識を従業員と共有せよ――という。」
(1)(2)は財務管理や管理会計の教科書に書いてありそうなことですが、基本的なことができていないということでしょうか。
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