会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

ASBJが「日本版IFRS」草案を承認、7月末にも公開へ(ITproより)

ASBJが「日本版IFRS」草案を承認、7月末にも公開へ
名称は「修正国際基準(JMIS)」に決定


「日本版IFRS」の公開草案が、24日の企業会計基準委員会で議決されたという記事。名前もつけてもらったようです。

「懸案だった基準の名称も決まった。日本語表記で「修正国際基準(国際会計基準と企業会計基準委員会による修正会計基準によって構成される会計基準)」、英語表記で「Japan's Modified International Standards(JMIS)、Accounting Standards Comprising IFRSs and the ASBJ Modifications」という長いものになった。略称は日本語表記が「修正国際基準」、英語表記が「JMIS(ジェイミス)」である。」

日本語表記では「日本」という言葉が入っていないのに対して、英語表記では「Japan's」から始まっているのがポイントかもしれません。英文アニュアル・レポートや英文監査報告書で準拠会計基準を記載する際には、「Japan」を入れてIFRSとは違うものであるということをはっきりさせないと、あとで訴訟になるおそれがあります。また、海外に対して、日本から発信したものであることを明らかにするという積極的な意味もあるのかもしれません。

日本版IFRS、名称は「修正国際基準」 公開草案、31日にも公表 4つ並立、投資家に混乱も(日経)(記事冒頭のみ)

「日本基準、米国会計基準、IFRSに次ぐ4つ目の会計基準の導入は、投資家の混乱を招く可能性がある。」
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