愛知大学の理事長が、大学の資産運用規定違反のデリバティブ取引を行い、大学に多額の損失を与えたとして、告発されたという記事。
「告発した辻巻真、安江正基両弁護士によると、佐藤理事長は二〇〇七年~〇八年七月、経営担当の副学長で資金運用を担当。大学に財産上の損害を与える恐れがあると知りながら、〇七年十二月~〇八年一月、極めてリスクの高い金利スワップ一件と通貨スワップ二件の取引を契約し、解約や担保提供で大学に損害を与えたとしている。
両弁護士は、大学の複数の教職員から依頼を受け、十月に大学に内部通報したが、公益通報者保護法に定める二十日間を経ても調査するとの回答がなかったという。
関係者によると損失額は数十億円に上る疑いがある。・・・」
記事によると、全体では118億円の損失だそうです。
大学側は、「取引に個人的な利得目的は認められず、何をもって背任と主張するのか確認できない状況にあります」と反論しています。
↓
資金運用問題にかかる報道について(愛知大学)
公益通報者保護法の概要(PDFファイル)(公益通報者保護制度ウェブサイト)
背任事件:愛知大理事長を容疑で告発(毎日)
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