会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

東芝、臨時株主総会で不正会計を謝罪 新経営体制を決議(ロイターより)

東芝、臨時株主総会で不正会計を謝罪 新経営体制を決議

9月30日に開催された東芝の臨時株主総会の模様を伝える記事。

旧経営陣の責任は・・・

「室町会長は、田中久雄・前社長ら歴代3トップが辞任した経緯や再発防止策などについて説明。現・旧経営陣の経営責任は、弁護士で構成する「役員責任調査委員会」の報告を踏まえ「訴訟も含めて会社側として判断する」と説明した。」

WHののれんは・・・

「米原子力事業子会社のウエスチングハウス(WH)の買収時に発生した「のれん代」の減損については「不要」(牛尾文昭常務)との見解を繰り返した。」

監査人との契約は・・・

「不正会計を見抜けなかった新日本監査法人ついては「現時点で解任する根拠はない」(牛尾常務)として今年度は変更しない方針を示した。ただ、社外取締役の伊丹敬之氏は、監査委員長の立場として「来年度については、今後、日本公認会計士協会などの審査があるかもしれないので、その処分が明確になった段階で考えたい」と述べた。」

東芝社長「損害賠償訴訟含め検討」 現・旧経営陣に(日経)

「東芝の室町正志社長は30日に開いた臨時株主総会で、会計不祥事を巡る現・旧経営陣の経営責任について、弁護士で構成する「役員責任調査委員会」の報告を踏まえたうえで「損害賠償訴訟も含めて公正に検討する」と述べた。東芝の個人株主が今月8日、会社の信用を失墜させたとして、辞任した田中久雄前社長ら現・旧役員28人に総額10億円の損害賠償を求める訴訟を起こすよう会社側に請求していた。」

こちらは役員への損害賠償請求ではなく、会社に対する訴訟準備の記事。

東芝不正問題、集団訴訟説明会に200人超申し込み(朝日)

「土光さんの墓前で土下座を」「3悪人は責任をとれ」 株主の怒り噴出で騒然(産経)

東芝総会で株主が怒り心頭「3悪人に厳罰を」
3時間50分に及んだ臨時株主総会の詳報
(東洋経済)

「――大規模で多岐にわたっていた不正会計を見つけられなかった監査法人は、能力がなかったとしか思えない。それをあえて使い続けるのはどういうことか。

伊丹敬之・社外取締役:今年度については使う予定で、この総会に不再任の決議を皆様にお願いしていない。日本公認会計士協会や会計士審査会などの審査があるかもしれない。そういったところの処分が明確になった時点で東芝として考えたい。」

東芝は臨時株主総会で再出発なるか(BLOGOS)

「株主「会計監査人を変えることは考えないのか」
東芝「解任の根拠はない。逆に交代による混乱も考えられる」」

「株主「現在の監査人を使い続けるのか。不正を見つけられなかったのは能力がなかったからではないか。あるいはだましやすいからということか」
東芝「将来にも渡ってとはいっていない」」
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