「プラザアセットマネジメント」という会社の2つのファンドに投資していた14厚生年金基金で、同ファンドへの投資の価値がゼロになっていたという記事。
「厚労省によると、昨年3月末時点で14の厚年基金が、同社が扱う二つのファンドに計106億円を投資。厚労省が各基金に聞き取り調査した結果、資産価値がゼロになったことが判明したという。」
「米国の生命保険証書を投資対象とするファンド」だったそうです。
金融庁からは同社に対する業務改善命令が出ています。
プラザアセットマネジメント株式会社に対する行政処分について(金融庁)(2013年7月)
厚生年金基金106億円損失 プラザアセット社運用失敗(朝日)
「プラザ社は、福岡県乗用自動車厚生年金基金など、中小の運輸業や建設業など14厚生年金基金からの106億円を含む計289億円を預かっていた。同社は米国で、生命保険証券を買い取り、契約者の代わりに保険料を支払い、契約者が亡くなれば保険金を受け取る「ライフセトルメント」と呼ばれる取引をする二つのファンドに投資していた。
しかし、2ファンドとも2008年末ごろから資金繰りが悪化していた。それでもプラザ社は、十分説明せずに顧客を勧誘していたため、金融庁は昨年7月、プラザ社に対し金融商品取引法違反で業務改善命令を出していた。実際には昨年末までに、運用資産は無価値になっていた。」
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