楽天モバイル(楽天グループの子会社)の巨額横領事件で、楽天モバイル元部長が再逮捕されたという記事。
ひとつの事件を細切れにして、何度も逮捕し、なかなか保釈しないというのは、人質司法の表れであり、よくある話ですが、この再逮捕は、家族まで一緒に逮捕されたという点で、ニュースバリューがありそうです。
「警視庁によりますと、元部長は、架空の請求書を発行して正当な取り引きを装い、楽天モバイルからだまし取った19億円余りを妻が代表を務める会社などに隠したとして組織犯罪処罰法違反の疑いが持たれています。
また、妻は、だまし取った金と知りながらおよそ6600万円を受け取っていた疑いが持たれています。」
「まず、××容疑者(元部長)は下請けのM容疑者の物流会社に業務を依頼。そこから、実質、××容疑者(元部長)が管理していたとみられる会社に12億3000万円を流し、隠匿したといいます。
また、H容疑者の運輸会社を通し、さらに下請けの3社を介して××容疑者(妻)が代表を務める“実態のない下請け会社”へ金が流れたということです。
あわせて7億3000万円が振り込まれたとみられ、××容疑者(妻)は約6600万円を役員報酬として受け取った疑いが持たれています。」
「専門家によると、大手3社に追いつくため、スマートフォンの通信に欠かせない基地局の建設が急務だったといいます。
ITジャーナリスト 石川温氏
「(新規参入で)建設に詳しい人がほとんどいなかったと(推測される)。基地局をつくるのにどれくらい金が必要なのか、把握できていなかったのかなと」
「発注担当者(友紀容疑者)だけが多少水増ししても、誰も気づくことができなかった。好きなように発注をかけ、結果として一部を抜いたと。とにかく、イケイケドンドンで基地局をつくったというところに、今回の問題は出たのかなと」」
夫婦であぶない橋を渡っていたのではないかという点で似ているのはこの事件ですが...
3回にわたって無担保で…逮捕された夫の会社から三浦瑠麗の会社へ「3500万円」の金が流れていた!(FRIDAY)
「トライベイと山猫の間の金銭的な結びつきを示す内部文書はこれだけではない。それが、トライベイと山猫との間で交わされた3通の金銭消費貸借契約書である。
これらの契約書によると、トライベイは山猫に対して、’18年7月と11月、’19年2月の3回にわたって合計3500万円を貸し付けたことがわかる。貸付期間はいずれも契約日から1年間で、利率は年1%、担保は求めないという条件だった。また〈本契約の目的〉が記載された第1条には、3通ともまったく同じ文言で次のように書かれている。
〈Seferay Tribay Capital株式会社(当時のトライベイの社名)(中略)、及び株式会社山猫総合研究所(中略)は、Tribay Capitalが実施する再生可能エネルギー開発及びその他の事業投資(中略)に対して協力関係にある。Tribay Capitalは、山猫総研に対し、本事業に関連して以下の条件にて貸付を行う〉
前述のように、瑠麗氏がトライベイと関係ないと主張していることを踏まえれば、トライベイと山猫が〈協力関係にある〉ことが当然のように言及されているのは特筆すべきことである。そして、その協力関係に基づいて3500万円の資金は貸し付けられたのである。
また、登記簿などによると、当時山猫の社長を務めていたのは清志氏で、瑠麗氏はヒラの取締役だった。したがって、この契約に基づく金銭の貸付は、トライベイの社長である清志氏から、山猫の社長である清志氏に対して行われたことになっている。両社の間のカネのやりとりが、いかに自由だったかということもうかがえるのだ。」