会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

「ChatGPT」で法律相談 弁護士ドットコム、今春開始へ(朝日より)

「ChatGPT」で法律相談 弁護士ドットコム、今春開始へ

弁護士ドットコムが、「ChatGPT」を使った無料法律相談サービスを始めるという記事。

これまで蓄積してきた法律相談をAIに学ばせるそうです。

「弁護士ドットコムは、チャットGPTを使った相談サイトを4~6月に開設し、法律に関する質問に自動で回答するサービスを始める計画だ。弁護士が答える場合に比べ、すばやく回答が出る利点がある。」

弁護士法に抵触しないよう当面無償でサービス提供するそうです。

税務相談にも利用できそうな感じです。双方向のやりとりだとしても、一般的な情報の提供であれば、法律違反にはならないのでは。

そのほか、監査計画策定の支援とかにも使えそうです(どこかの監査法人で研究している?)。間違った回答が出てきても、適宜修正できるので、むしろプロ向きの方が実用化が容易かもしれません。

同社のプレスリリース。

プロフェッショナル・テックを推進する「弁護士ドットコム」が 「Professional Tech Lab」と「Professional Tech Fund」を創設〜ChatGPT に代表される新技術の積極的活用を目指す〜(弁護士ドットコム)

「■既に進行中の研究テーマ

【I. ChatGPT のサービス活用(可能性と課題)】

すでに提供している以下のサービスにおいて、GPT-3や、今後公開が想定されるGPT-3.5、GPT-4、LaMDAなどの言語モデルを活用し、AI の可能性について研究を進めています。

①法律相談チャット:

当社が提供する日本最大級の法律相談Q&Aサービス「みんなの法律相談」における累計100万件以上の法律相談データベースや、国内弁護士の2人に1人に相当する2万人以上の登録弁護士からの法律回答データベース、月間1,000万人以上の利用データによる法律相談ニーズの活用により、法律相談は初めてでどのように質問すればよいかわからない相談者に対して、対話形式で状況を確認していくことで、それぞれの状況に適した「みんなの法律相談」の回答や、ガイド記事を提示するサービスなどを検討しています。

②法律専門書籍のリサーチツール:

日本最大級のオンラインライブラリサービス「弁護士ドットコム LIBRARY」「BUSINESS LAWYERS LIBRARY(ビジネスロイヤーズライブラリー)」における29出版社、1,500冊以上の法律専門書籍情報、5,000超のユーザーの利用データによるリサーチニーズを活用することで、論点に関する学説を把握したり書籍内容の要約を確認し、参照すべき書籍へのアクセスを最適化、弁護士や法務部の方々のリーガルリサーチを効率化するサービスなどを検討しています。

③契約相談チャット:

国内No. 1の電子契約サービス「クラウドサイン」の累計契約送信件数1,000万以上の契約データ、契約ユーザー数230万超の契約データを活用し、契約締結日や押印について対話的にガイドしていくことで、契約締結に関する疑問を解消できるサービスなどを検討しています。」

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