「倫理規則」及び「倫理規則実務ガイダンス第1号「倫理規則に関するQ&A(実務ガイダンス)」」の改正に関する公開草案の公表について
日本公認会計士協会は、「倫理規則」及び「倫理規則実務ガイダンス第1号「倫理規則に関するQ&A(実務ガイダンス)」」を改正する公開草案を、2024年1月24日に公表しました。
国際会計士倫理基準審議会(IESBA)の倫理規程の改訂等を踏まえた改正となります。
発表文によると、主な改正項目は、以下の4つだそうです。
- 上場事業体及び社会的影響度の高い事業体の定義に関する規定
- 業務チームの定義及びグループ監査業務に関する規定
- テクノロジーに関する規定
- 「守秘義務の原則」の用語変更
(「守秘義務の原則」は「秘密保持の原則」となるようです。)
2025年4月1日から適用の予定です(早期適用可)。
倫理規則は、新旧対照表が100ページ以上あり、Q&Aも、見え消しの草案が200ページ以上あります。いきなりそれをみても、理解できないだろうということなのか、概要を説明したパワポ資料も掲載されています。
改正倫理規則公開草案の概要(PDFファイル)
業務チーム、グループ監査関係は、監査基準報告書・品質管理基準報告書の改正に伴い、用語の定義の見直しを行ったほか、倫理規則にセクション405「グループ監査業務」を新設したそうです。
(会計士協会資料より。以下同じ)
見出しの意味すらなかなか理解できませんが...
少し紛らわしいと感じるのですが、「テクノロジーに関する規定」の説明の中に守秘義務(秘密保持)の改正も入っています。
守秘義務の用語見直しについては...