金融審議会ディスクロージャーワーキング・グループ報告 に関するコメント
関西経済連合会は、金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」報告(12月27日)に関するコメントを発表しました。
まだまだ、四半期開示つぶしをあきらめていないようです。
「今回の報告においては、四半期決算について四半期決算短信に一本化するため、2023年の通常国会に金融商品取引法の改正案が提出されることとされた。また、「四半期決算短信の任意化について」「継続的に検討」するとの方向性が示された。この点、関経連が従来から主張してきた四半期開示の義務付け廃止まで至らなかったことは残念であるが、望ましい方向に向けて一歩踏み出されたことは前向きにとらえたい。
今後、今回の報告を踏まえて、金融商品取引法の改正案の審議に加え、取引所規則の改訂などが順次進められる見通しだが、そこでの議論が開示の効率化・簡素化の流れに逆行することがないように注視しつつ、今回示された方向性を第一歩として、さらなる制度改革に向けて、関経連として引き続き働きかけてまいりたい。」
こういっている以上、きっと、関経連の会員に、四半期決算短信に対する監査人のレビューを任意で実施させる企業は、ないのでしょう。
ちなみに、経団連は、特にコメントは出していないようです。