NTTドコモが、IFRSへの変更により「dポイント」の会計処理が変わって、営業収益が減るといういう記事。
「NTTドコモは顧客に付与する共通ポイントサービス「dポイント」について、2019年3月期から一部を売上高に相当する営業収益から差し引く会計処理にする。従来の米国会計基準では顧客に付与した時点ですべて営業費用として計上していた。
ドコモは19年3月期から国際会計基準に変更する。dポイントの付与により、営業収益が数百億円押し下げられる可能性がある。内容によって営業費用に計上するか売り上げから差し引くか、細かく決める方針だ。」
現行の会計処理方法については、同社の前期有報をみると、会計方針の注記の「ポイントプログラム引当金」でふれています。
「当社グループは、お客さまが獲得したポイントについて「ポイントプログラム引当金」を計上していますが、「ドコモポイント」及び「dポイント」に係る引当金について、それぞれ個別に見積りを行っています。
ポイントの当初の有効期限が4年の「dポイント」及び2017年5月10日に「dポイント」へ移行した個人のお客さまに対する「ドコモポイント」に係る引当金は、将来のポイント利用率を見込むのに十分な過去実績がないため、ポイント利用率の見積りを行っていません。
上記以外の「dポイント」及び法人のお客さまに対する「ドコモポイント」に係る引当金は、過去実績に基づき将来のポイント利用率等の見積りを行っています。 」(注記の一部)
「収益の認識 」ではポイントについてふれていないので、費用処理なのでしょう。
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