会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

国際財務報告解釈指針委員会(IFRIC)、2つの指針案を公表

国際会計基準審議会の下部組織である国際財務報告解釈指針委員会(IFRIC)が、以下の2つの指針案を、1月17日に公表しました。いずれもASBJホームページにプレスリリースの翻訳が掲載されています。

IFRIC、非現金資産の株主への分配に関するガイダンスの提案を公表

IFRIC publishes proposed guidance on distributions of non-cash assets to owners

まずこちらは、現物配当の指針です。連結グループ内の配当を除き、時価で会計処理(配当時に簿価との差額を損益に計上)することを求めています。

IFRIC、顧客負担に関する会計処理のガイダンスの提案を公表

IFRIC publishes proposed guidance on accounting for customer contributions

もうひとつは、(プレスリリースを読んでもはっきりしないのですが)(おそらく工事負担金のような)顧客から資産(現金ではなく現物の場合もある)の拠出を受けて、それを使ってサービスを提供する場合の会計処理の指針です。顧客から拠出された資産は資産計上したうえで、貸方側の金額はサービス提供期間にわたって徐々に収益計上するという処理になります。

↓工事負担金であれば、企業会計原則に規定があります。
【注24】国庫補助金等によって取得した資産について
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