会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

横領容疑:愛知の交通安協職員逮捕 1.7億分証紙不明(毎日より)

横領容疑:愛知の交通安協職員逮捕 1.7億分証紙不明

愛知県交通安全協会の65歳の職員が、収入証紙の売上金を着服したとして、逮捕されたという記事。約1億7000万円分の証紙が所在不明だそうです。

「県警や協会などによると、今年6月の県の検査で、同支部に渡った証紙に比べて売上枚数が少ないことに県の担当者が気付いた。XX容疑者は「約1億7000万円分の証紙を協会に返した」と説明したが、所在が確認できなかったため、協会が県警に相談していた。県警はXX容疑者が協会に証紙の売上金を過少申告し、実際の売上金との差額を着服していたとみている。」

「XX容疑者は81年5月採用。免許更新や道路使用許可の手数料支払いに使う県の収入証紙の販売など同支部の実務を1人で担当していた。」

初歩的な分析的手続として、免許更新や道路使用許可の件数に手数料の単価を掛けた数字と証紙の売上を比較すれば、簡単に発見できそうな不正ですが・・・。

もちろん、「1人で担当」というのは内部統制の弱点であり、何らかの対策を講じるべきだったのでしょう。
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