会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

大型倒産ランキング2019ワースト10、好景気でも倒産件数は増加(DOLより)

大型倒産ランキング2019ワースト10、好景気でも倒産件数は増加

東京商工リサーチの集計データを基にした2019年の「大型倒産ランキング」。ワースト10までです。

「1位はパナソニックの完全子会社、MT映像ディスプレイ(大阪府)で負債総額は1033億円。

03年にパナソニック(当時は松下電器産業)と東芝のブラウン管事業の合弁会社として、実質的に事業を開始した。

液晶との競争激化やブラウン管需要の減少で、06年3月期に債務超過。07年にパナソニックが東芝の出資分を買い取った。

ブラウン管の製造からは撤退し、補修サービスのみを続けていたが、その後、事業活動を停止。19年1月に特別清算に至った。」

すでに株主や債権者における会計的な処理は終わっていたのだと思いますが、会社としては残務整理のため存続していたのでしょう。

ワースト10で最も多かった業種はホテル経営・運営で4社。人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地として知られるホテルを運営していた企業が、負債総額で上位に浮上した。」

ゴルフ場経営も2社ランクインしています。

そのほかは、液晶テレビ・電子機器の製造会社、中国系の貿易商社、生命保険・損害保険代理業の会社などです。

「東京商工リサーチによると、19年の全国の企業倒産件数(負債総額1000万円以上)は、前年比1.7%増の8383件。倒産件数が前年を上回るのはリーマンショックが起きた08年以来、11年ぶりである。人手不足による人件費の高騰などが重荷となった。」

2020年に心配なのは、中国新型肺炎倒産でしょうか。
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