1法人20口座サービス悪用か ネット銀、開設数規制なし―大規模マネロン事件・大阪府警
最近摘発された大規模マネロン事件(たぶんこの事件→当サイトの関連記事)で、インターネット銀行の1法人で多数の口座を作れるサービスが悪用されていたという記事。
「府警によると、同グループはペーパーカンパニー約500法人を設立し、約4000口座を管理していたという。
関係者によると、府警はうち1300口座について凍結を順次要請しているが、ネット銀行が半数以上を占めていた。中でも、1法人で20口座まで作れるサービスがあり、審査も即日開設などスムーズさを売りにしている特定のネット銀行の口座が多かった。
このネット銀行は取材に対し、「代表口座一つにつき19口座まで追加で申し込める」と説明。「支社や部署単位の利用や、売り上げ入金と経費支払いの口座を分別するなど、各社のニーズで利用されている」とした。なりすましや書類偽造が無い場合は、不正目的の開設を発見しづらいが、モニタリングなどの対策を実施しているという。」
金融庁も、「企業がビジネスごとに資金管理しやすい面があり、一律に否定はできない」といっているそうで、厳しく規制するつもりはなさそうです。