東京・大手町に先月開設された、IFRS財団のアジア・オセアニア地域リエゾン・オフィス(サテライトオフィス)の初代オフィス・ディレクター、竹村 光広氏へのインタビュー記事。
サテライトオフィスの役割などについて聞いています。
以下、一部を抜粋します。
「リエゾン・オフィスは、地域のコンタクトポイントやリサーチの中心としての機能を持つ予定だ。これまでアジア諸国がIASB本部にコンタクトをとりたい場合、半日程度の時差があった。東京ならば時差が少ないので、コミュニケーションを図りやすくなる。距離が近づくことで、アジア・オセアニア各国の規制当局や会計基準の設定主体とも話がしやすくなると期待している。」
「オフィスが日本にできたことで、日本だけでなくアジア諸国の企業や団体がIASBやIFRS財団と気軽に付き合えるようになってほしい。」
「個人的に日本国内のIFRSに関わる議論には、誤解が含まれているケースもあると感じている。誤解は、事実関係などの情報が不足している時に起きる。オフィスの設置によりIFRSやIASBが身近な存在になれば、誤解は解けていくだろう。」
記事の前書きによれば、「中国との競合の末に東京への誘致に成功した経緯がある」ようですから、この時期にスタートするのは、なかなかたいへんそうです。
こちらも同じくITproのIFRS関連の記事です。
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IFRS導入の可否を決めなかった米国(下)
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