当面のアクションプランの改訂について
金融庁は、「公認会計士試験合格者等の育成と活動領域の拡大のための当面のアクションプラン」の改訂を、2012年11月9日に公表しました。
毎年、会計士試験合格発表前のこの時期に、改訂版が公表されるようです。
改訂のポイントの以下のとおりです(プレスリリースより)。会計士協会の施策が掲げられているようです。
(1)求人・求職のマッチングの取組みの更なる周知・広報
・求人・求職のマッチングサイトである「Career Navi」について、利用企業の更なる拡大に向けた効果的な周知、広報のための方法の検討等を通じて、マッチング機能を向上
(2)組織内会計士の活動領域の拡大のための施策
・一般企業に勤務する企業内会計士等の「組織内会計士」の業務に関する調査を目的とする実態調査を実施
・組織内会計士のためのネットワーク組織(組織内会計士協議会)への登録を呼びかけ、同組織を拡充
・研修会等を通じて監査法人に籍を置く公認会計士に対して転職支援を行うほか、監査経験のある公認会計士に対する企業側の需要を掘り起こすための説明会等を開催
「転職支援」は大きなお世話でしょう。監査法人のリストラに金融庁がお墨付きを与えているようにみえます。
試験合格者等の採用実態に関して、上場会社を対象に行われたアンケートの結果も掲載されています。
(アンケートの概要より)
試験合格者を募集したことがない企業がその理由として挙げた事項
・給与水準の高さ→ 27%
・資格取得後に辞める可能性→ 24%
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