GMOインターネットグループ(東証プライム)が決算期変更を急きょ取りやめたという記事。
当期から12月期から1月期に変更することを今月5日に発表し、そのための臨時株主総会も予定されていました。
「同社によると、日銀が20日、長期金利の変動許容幅の拡大を決めた「外部環境の変化」などを受け、22日の取締役会で再度協議し、変更中止に至ったという。」
金利と決算期変更は関係なさそうな気もしますが...
そもそも、翌期からではなく、当期の会計期間をいきなり1か月延ばして13か月決算にするというのも、感心しません。社内の経営管理上も、投資家から見ても、予算や予想と実績との比較ができないなど、弊害がありそうです。
実際にどういう理由で取りやめたのかは、わからないのですが、何か反発があったのかもしれません。
決算期(事業年度の末日)の変更及び定款の一部変更の中止並びに臨時株主総会の開催中止に関するお知らせ(GMOインターネットグループ)
「当社は、2022 年 11 月 13 日を基準日と定め、2022 年 12 月 23 日に臨時株主総会を開催する予定でおりましたが、当該臨時株主総会の付議議案に該当する 2022 年 12 月 5 日付開示「決算期(事業年度の末日)の変更及び定款の一部変更に関するお知らせ」に関して、本日臨時取締役会を開催し、グループ経営管理等における効率的な業務運営と適切な決算開示推進の観点並びに外部環境の変化から再度慎重な協議を行なった結果、本件の中止を決議するに至りました。」
延長される予定だった1か月で何か益出し的取引をやろうとしたのが、金利上昇などの環境悪化でダメになったのだろうかとか、いろいろ邪推したくなります。