会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

監査人交代事例2件(5月6日・7日)

最近の上場会社監査人交代事例です(5月6日・7日)。

1.日本通信

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

監査法人元和城南公認会計士共同事務所、の交代です。

担当会計士の監査法人脱退が理由です。

「当社の会計監査人である監査法人元和は、2021 年6月 25 日に開催予定の第 25 回定時株主総会終結の時をもって任期満了となりますが、今般、同監査法人から、同監査法人において当社の監査を担当してきた公認会計士らが近く脱退する意向である旨の申し出がありました。

これを受け、当社の監査役会は、監査法人元和において従前と同様の監査品質を継続することは困難になるものと判断し、適正な監査業務が継続的に実施される体制を維持するため、上記3.の理由により、城南公認会計士共同事務所の公認会計士である山野井俊明氏および山川貴生氏を新たに会計監査人の候補者といたしました。」

会計士が抜けるからといって、監査品質維持困難と判断するのは、普通はないことです。現監査人からすれば、そんなことはないといいたいでしょうが、当否はともかく、監査役会が判断したことなので、反論するのも難しそうです。

2.カネソウ(名証2部)

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

トーマツ→五十鈴監査法人、の交代です。

理由はほぼ「任期満了」としか書いてありません。最近では珍しい例です。
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