商工会ネット口座、1千万円送金被害 「サポート詐欺」で遠隔操作か
山梨県の笛吹市商工会がいわゆる「サポート詐欺」で多額の損害を受けたという記事。
「同会によると、2月27日午後5時半ごろ、職員が業務用パソコンを操作していたところ、ウイルス感染の警告が表示され、画面が消えなくなった。表示された番号に電話すると、マイクロソフト社の社員を名乗る男が出たので、指示に従ってウイルスを除去すると称するソフトを2台のパソコンにインストールした。また、同会の四つのネットバンキング取引のIDとパスワードを教えた。」
職員は男の指示どおり、電源を切らずに帰宅、30分後に別の職員が(おかしいと気付いたのか)電源を切ったものの、「同27日夜のうちに同一口座から3回に分けて計1千万円が不正送金されていた」とのことです。
「パソコンを操作した職員は「気が動転して、言われるまま操作してしまった。頭が真っ白になった」などと話しているという。不正送金先の口座名義は異なる個人名だったという。」
公的な団体なのでたまたま表に出たのでしょうが、たぶん、こういう詐欺は横行しているのでしょう。
「3.発生原因
本会職員が、犯人のサポート詐欺の手口に騙され、商工会のパソコンを外部からの遠隔操作できる状態にしてしまいました。職員に対する情報セキュリティーの教育が十分ではありませんでした。」