シリコンバレー銀破綻、金融当局は「脆弱性を理解せず」…FRBが100ページ超の報告書
米連邦準備制度理事会(FRB)が、経営破綻した米シリコンバレー銀行(SVB)への監督や規制を検証する報告書を公表したという記事。
監督の不備を認めたようです。
「金融当局がSVBの 脆弱性を十分に理解せず、迅速な監督が機能しなかったと総括した。資産規模1000億ドル(約13・6兆円)以上の中堅銀行への規制を見直す考えも示した。」
「報告書は100ページ以上に及び、「10年以上にわたる銀行システムの安定と銀行の好調な業績が、銀行家の過信と監督当局の過剰な受容を招いた」と指摘した。SVB経営陣のリスク管理がずさんだったことを批判したうえで、急速な成長に規制強化が追いつかず、金融当局側の対応が遅れたことを認めた。」
「SNSを通じて急速な預金流出が起きたことにも言及し、変化する技術や新たなリスクへの対処が必要だとした。」
別の銀行も公的管理になりそうです。
経営不安の米ファースト・リパブリック銀行 金融当局が公的管理下に置く準備か(TBS)
「ロイター通信は28日、経営不安が高まっているファースト・リパブリック銀行をめぐって民間主導の支援策のとりまとめが難航していることから、FDIC=連邦預金保険公社が管理下に置く方向で準備していると報じました。」