金融庁は、「会計監査の在り方に関する懇談会」の設置を2015年9月18日に公表しました。
「会計監査については、これまで、その充実に向けて累次の取組みが行われてきたところである。しかしながら、近年のIPO(株式新規公開)を巡る会計上の問題や会計不正事案などを契機として、改めて会計監査の信頼性が問われている状況にある。
このため、今後の会計監査の在り方について、経済界、学者、会計士、アナリストなど関係各界の有識者から提言を得ることを目的として、「会計監査の在り方に関する懇談会」を設置する。」
(感想)
東芝粉飾事件がきっかけなのでしょうが、東芝に関しては、監査に不備があったのかどうかは、まだ誰も調べておらず、結論が出ていません。そういう状況で人を集めて話し合っても、材料が不足して、まともな議論ができないのでは。まず、個別の監査チームや監査事務所の問題の有無を具体的に調べたうえで、個別事案だけにとどまらない問題が出てきたら、「在り方」を議論するという順序を踏んでほしいと思います。
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