会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

クライアントサービスライン組織の変更について(新日本監査法人)

クライアントサービスライン組織の変更について

新日本監査法人は、クライアントサービスラインを2011年1月1日付けで新組織に移行したと発表しました(1月5日)。

「国内部門と国際部門を融合し、新たに3つの監査事業部を新設」「戦略マーケッツ事業部を新設し、今後、クライアントニーズの拡大が期待される公的分野、IPO分野に戦略的に人員を配置」したとのことです。

(「期待」というのは、監査法人側の希望的「期待」でしょうか。IPO支援は大事な仕事ですが、最近はMBOの方が流行しているのでは・・・)

また、日経新聞の報道について、コメントを出しています。

新聞報道について

ついでに、大手監査法人のトップからの最近のメッセージを集めてみました。新日本とあずさは1月5日に更新されたものです。

新年を迎えるにあたり(新日本)

「信頼をかたちに」が今年度のテーマだそうです。

理事長メッセージ(あずさ)

最初の方で、“cutting through complexity(複雑な世界を切り拓く)”というKPMGのキャッチフレーズを紹介しています。また、「深い専門知識を有し、幅広い視野を持ち、高い理想・信念と行動力に富んだ人材をいかに多く育成するかが、あずさ監査法人の最重点課題」だそうです。

CEOメッセージ(2010年11月25日)(トーマツ)

「クライアントの業種・業界の知識をさらに深めること、並びにクライアントとのコミュニケ―ションを強化することを推進」しているそうです。

CEOからのメッセージ(2010年10月)(あらた)

「世界154カ国にネットワークを持つプライスウォーターハウスクーパース(PwC)の日本におけるメンバーファームとして、国際水準のサービスを提供」という点を最初に強調しています。

たまたまなのかもしれませんが、新日本以外の3法人が、グローバルネットワークの一員であることについて何らかの形でふれているのに対し、新日本だけは、あえて(?)EYとの関係についての記述がない点が気になりました。
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