消費者金融大手3社が06年9月中間期連結決算の業績予想を下方修正し、当期損益が大幅な赤字に陥るという記事。グレーゾーン金利に関する返還請求に備え引当金を大幅に積み増して損失処理した結果、当初予想で228億~330億円だった各社の最終黒字は、1594億~2821億円の最終赤字になる見通しとのことです。
会計士協会の報告書が、企業の業績にこれほどの影響を与えた例はかつてなかったと思います。
引当金計上自体は正しい処理ですが、これまでの年度に収益計上してきた利息の将来返還額をざっくりと見積るという引当金の性質上、実際の返還額とは相当のブレが生じることが予想されます。
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アコムの9月中間、2821億円の赤字・過払い金返還で引当金
アコムのプレスリリース(PDFファイル)
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