会計士協会が東芝の監査に関してあらた監査法人を処分しないことを発表したという記事。
「昨年あらたが東芝の決算について異例の「意見不表明」とするなど資本市場を揺るがす問題が発生していたため、会計士協会があらたを調査していた。法令違反などがなく監査手続きには問題がなかったと判断し、おとがめなしとした。」
ということは、東芝の最大6千億円規模の粉飾決算を指摘した「限定付適正」の監査報告書は、会社に対する根拠のない言いがかりなどではなく、きちんとした手続きに基づく正しい判断だったということになります。また、「限定付」なのに要修正金額を示していないのは不適切という八田教授説も採用していないのでしょう。
次は、東芝の決算自体を、当局が調べるべきでしょう。
(なお、日経記事では「発表した」となっていますが、2月17日現在、協会のウェブサイトを見ても、どこにも出てきません。)
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