NHKアイテックというNHKの子会社で、男性社員が取引先から約500万円を不正に受け取ったなどの疑いがあるという記事。この子会社では、昨年末に約2億円の横領事件が発覚しています。
「この男性社員はNHKアイテック九州支社の50代の副部長。昨年東京国税局の調査で着服問題が発覚してからNHKが他の不正がないか調査する中で、取引先の電気工事会社から2012年11月~15年12月、不正に約500万円を受け取ったと名乗り出た。14年3月~15年11月、この電気工事会社に架空発注するなどの方法で、NHKアイテックから1千数百万円を不正に支出させたとも話しており、関連を調べている。」
報道によれば、昨年発覚した不正は、本社と千葉の事業所に所属する従業員によるものでした。今回は九州です。実行者が名乗り出ずに、まだ発覚していない不正もあるのでしょうか。
「NHKでは14年に約5600万円をかけて調査委員会を設け、子会社を含む全ての関連団体を調査したが、この問題を見つけられなかった。」
従業員レベルの不正が対象なら、基本的には、内部監査で発見しないといけないでしょう。内部監査を恒常的にアウトソーシングするという場合を除き、外部に依拠するのは、例外的であると思います。
当サイトの関連記事(2億円横領について)
最近の「不正経理」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事