近畿日本鉄道が、子会社の不正経理の影響があった05年3月期以降の有価証券報告書などの訂正を発表したという記事。
「近鉄グループでは昨年11月、ビル管理会社で社員による10億円の着服が発覚。広告会社でも過去8年の累積で63億円分の売り上げ水増しが明らかになった。この日の決算訂正では、2件の不祥事の過去5年の純利益への影響額は計49億4100万円とした。」
近鉄「認識できず」 子会社不正経理
外部委員会の報告書の内容が紹介されています。
「外部有識者でつくる調査委員会によると、近鉄の子会社メディアアートが架空売り上げの計上など不正経理を始めたのは平成13年度から。不正経理の累積額は21年12月末までに売上高ベースで約64億円にのぼった。」
「絶対的なワンマン体制を敷いた前社長が予算未達の事業本部長や支社長に厳しい圧力をかけ、部下も強迫観念や人事の実権に対する恐怖感からあらがうことができなかったことが背景になったと指摘した。」
当社連結子会社における不適切な経理処理に関する調査結果等について(PDFファイル)
JVC・ケンウッドと近鉄、内部統制報告書を訂正=子会社が不正経理
子会社の不正ということでは、別の会社でこういう事件もありました。
ローソン子会社元幹部2人を資金の不正流用疑惑で告訴 東京地検
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