中国恒大集団の夏海鈞・元CEOら2人、当局が拘束…債務再編にも影響か
中国恒大集団の元CEOと元CFOが当局に拘束されたという記事。現地メディアが報じたそうです。
「夏氏(元CEO)は昨年7月、財務を巡る不正を理由に解任されていた。中国の金融監督当局は恒大の不正に厳しい姿勢で臨むとみられ、交渉が続いている債務再編にも影響しそうだ。」
ブルームバーグは会社の将来について厳しい見方をしています。
「経営の実権を握る創業者の許家印会長は引き続き、自主再建を模索しているとみられるが、米ブルームバーグ通信は25日の報道で「時間が尽きつつあり、(会社)清算のリスクが高まっている」との見方を示した。」
中国恒大集団、深まる経営混乱 当局が元CEOら拘束(日経)(記事冒頭のみ)
「中国の不動産大手、中国恒大集団の経営再建に不透明感が強まっている。元最高経営責任者(CEO)らが中国当局に拘束されたほか、25日が期限だった人民元債40億元(約820億円)の元利金も払えなかった。」
中国といえば...
「英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は25日、中国当局が野村ホールディングスの香港法人幹部の中国本土からの出国を禁止したと報じた。中国の別の投資銀行、華興資本控股(チャイナ・ルネサンス・ホールディングス)に関する捜査に関連したものだという。」
中国華興資本、拘束中の会長が当局の捜査に協力と公表(2023年8月)(ロイター)
「習近平国家主席が進める大々的な汚職一掃政策の下で、説明がほとんどないまま企業幹部などが行方不明となる事例が相次いでいる。包凡・会長は2月に行方不明となり、華興資本控股の株価は50%下落。4月から株式の取引が停止している。」